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2024年05月20日  00時53分
沖神小説5
CATEGORY : [長編沖神小説『The thought that is not conveyed』]

沖神小説2 第四話です!!












「ひっ、ひえええええええ!!」




アホな叫び声をあげたのは神楽だった。


「あれ?チャイナ?てめっ、何でココに・・・」

沖田は平然としている。



「マママッ・・・マヨが、この時間には誰も入らないように言っといたって、い、い、言って!!!」


「はァ?そんなの聞いてねェよ。オレァ無実でィ。」


「そっ、そそそんなこと、言ってないで、かかっかくせェェェェェ!!!」


神楽は顔を真っ赤にして、目を手で覆っている。


「あ、忘れてた。エロチャイナめ。見やがったな。」


やっと、沖田はおけで自分のブツを隠した。


「み、みっ、見てないアルッ!!それより忘れるなヨ!レディーの前アルヨ?!」

明らかに動揺している。


「いやー、ウチは男ばっかりなもんで。ってかテメェは隠さねーのかィ?」


沖田はニヤニヤとS笑いを浮かべて言った。



「!!!!!」



文字通り神楽は素ッ裸だった。


シャンプーの泡が、かろうじて大事なトコロは隠していたが、体のラインはくっきりと分かる程度だった。


「見っ、見るなぁぁぁ!見るなぁぁぁぁぁ!!」

必死で体を隠す神楽。


その辺のおけを全部かき集めて、護身した。


沖田はまだ、神楽の体をまじまじと見つめている。


その時、


「チャイナ娘ェェ!!どうしたァ!大丈夫かァァァァ!!?」


近藤率いる真選組のみなさまおそろいで駆けつけてきた。


「・・・!!」


言葉を失う神楽。

「あ、近藤さん。」


神楽は、おけで高いシールドを作っていたため、体は完全には見えなかったが、気恥ずかしくて、うつむいてしまった。


「えぇぇぇぇぇぇ?!総悟ォォォ??」


近藤が驚いた表情で言った。


「てめェェ、総悟ォ!!この時間帯は風呂入んなっつってただろーがァァァァ!!!」


土方がスゴイ剣幕で怒鳴った。


「ハァァ?!そんなの聞いてねーんだよ  クソ土方がァァァァァア!!!」


沖田も負けじと怒鳴る。


神楽はもうどうしていいか分からず、ただうつむくばかりだった。


すると、おけシールドの向こう側から、バスタオルがのぞいた。


「チャイナさん。僕です。山崎です。すみません、いつもいつも・・・。僕もちゃんと確認しとけばよかったで
す・・・。これ、使って下さい。」


山崎はすまなそうな感じで言った。


「・・・ジミー・・・・。ありがとうアル。」


心底ありがたかった。出るに出られず、困っていたのだ。


神楽はバスタオルを巻いて、脱衣所に出て行った。



神楽はそのとき、山崎の優しさをじかに感じていた。






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2007年08月15日  21時08分
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