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沖田は屯所を出た。 空は澄みきっていたが、沖田の心は、何かモヤモヤしたものでいっぱいだった。 と、何かに気が付いたのか、足をぴたりと止めた。
———・・・待てよ・・・ オレはなんで、こんなにも山崎とチャイナが仲良いのが気にくわないんだ・・・?———
一生懸命に考えた。 考えて考えて考えて・・・やっと気付いた。 ——・・・オレは、チャイナのことが・・・好き?——
とたんに、恥ずかしくなって 全身が燃えるようだった。 顔が熱い。汗が出る。 ごくり、とつばを飲む
これは、紛れもない事実ー・・・
もう『恋』としか、言いようがなかった。
自分の淡い思いに気付くと、思い人の顔が浮かんできて
それはもう止められないほど どんどんどんどん・・・
思いが溢れていった。 相変わらず、顔が熱い。 頭がぼーっとする。 そこで、ハッとする。 (今、こんなとこでボーッとしてる場合じゃねえ!) くるりときびすを返し、急いで屯所は向かう。
神楽に逢いたいと、思ったのだ。 でも、それよりも、山崎に先を越されないように、という理由の方が強かった。
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