愛っていうのも、こうして光っている水面のようなものかもしれないなあと思った。　
「愛」っていう確かなものがあって、それが自分で光を出して輝いているのではない。平凡で穏やかな水面。なにもなければ、なんてことない水面。それは、愛を知るまえの心に似ているだろう。人と出会って、その出会いが心に光をあててくれたとき、心の水面は、きらきらひかる。　
人と人との関係のなかから生まれてくる輝き。水面の光は、手ですくうことはできない。箱にしまったり、指輪にしたりすることもできない。その光は、ただ見つめて感じているときにだけ、光なのだ。きっと愛って、そういうものだと思う。　
(文藝春秋　俵万智　『かすみ草のおねえさん』より)

やっぱり人との出会いって大事ですね。


友達、親、先生、とかいろいろな人たちとの偶然的な出会いが、その人自身を作っていきます。　

だから、ホントに、一回一回の出会いを大事にしていきたいです。　


一期一会って好きな言葉だなあ