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＃3Z沖神小説８	CATEGORY : [長編３Z沖神小説～完結『白黒写真』]

３Ｚ沖神小説第八話です！！それではどうぞ！！　　　　――ちっ・・・・うぜえ、糞チャイナ・・・―― 　　　３Zの生徒がぞろぞろとグラウンドに集まっていく　　　　「面倒くせー」　　　　　　　「焼けるんですけどぉ～」　　　　ぶつぶつと文句をつけてる奴らがいた　　ふと、横を見ると、チャイナが元気に走り回っていた　　　　　　　　　　　傘をさして、全身ジャージを着て　　　そっか、あいつって太陽の光に弱いんだっけ、と思っていたら、　　　　　　　　　　　　「おーい！集まれ！」　　　　　　体育教師の声がした　　　　　　「えー今日は50メートル走のタイムをはかるぞー」　　　　　えーやだー　　　　うっし！やってやる！　　　　　　　　　　　　　など様々な声が飛び交う　　　チャイナは　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「フフン、」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　などと鼻を鳴らしている　　　　　　　グラウンドに引いた、白いラインは50まで引いてある　　　　　スタートラインの前に男女別で四列ずつ並んで座った　　　　　　　50メートル先では、ストップウォッチを持った体育教師が立っている　　　　　　　　　　　　「いちについてー・・・よーい、ドン！」　　　　　　　　　　　四人の男子生徒が一斉に走りだす　　　　　　　　　　　　「7秒01！ 7秒2！7秒3！ 7秒42！」　　　　　　　　　一位から順にタイムを読み上げていく　　　　　　　　　　　　　　　　　　「おっそ・・・」　　　　　　　　　　　思わず声に出してしまった　　　　　　　　　　　　　　続々と走ってゆく　　　　　　　オレの番がきた　　　　　　　　　　　　　　　　　　「いちについてー、・・・・よーい、ドン！」　　　　　　　　　　　50メートルまで、全速力で走る　　　　ゴールした　　　　　「6秒5！！」　　　　　自分のタイムだけ聞いて戻った　　　　　　「沖田クン、すごーい！」　　　　　「はやーい！」　　　　　　　　「陸上部顔負けだね！」　　　　・・・あー、そうですか　　相変わらずお世辞のうまい奴らだ　　「　なーに言ってるアル！全然遅いアルヨ！！　」　チャイナが大声を上げた　　「　は・・・？豚足チャイナ、自分が速く走れないからってそりゃねーだろィ　」　「と、と豚足～？！」　　　　　　　　　　　　　　　　　チャイナがヘンな顔して言った　　　「オメェーの目はふしあなか！見ろこのスリムな美脚を！！」　と言い終わらないうちにジャージをずりあげて、チャイナの白く　　　　細いふとももがあらわになった　　　　　　周りの男子生徒が興奮している　　自分も、興奮・・・じゃなくて、なんかこう、ドキドキとしているのが、　　　　　　　　　　　　　　・・・以上に恥ずかしくて顔が赤くなった　　　　　　　　　　　　　「神楽ちゃん！」　　　志村姉が神楽のジャージのすそを元に戻した　　　　　　「女の子がそんなはしたない事しちゃダメよ！」　　　志村姉がまるで母親のようにチャイナに言うと　　　　　　　　　　　　「はあーい・・ゴメンアル、アネゴ・・・」　　　　　　　　チャイナも反省したように言った　男子生徒がっかり、女子生徒はこそこそ話をしている ―しかしオレは、・・・・・・不覚にもチャイナなんかにドキドキしてしまった事が、大失態だった・・・・・― ・ PR 2007年05月05日　　13時53分

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