ヲタク四人の集まり
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| ＃３Ｚ沖神小説９ |
CATEGORY : [長編３Z沖神小説～完結『白黒写真』] |
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３Ｚ沖神小説第九話です！
それではどうぞ！ 体育の授業が終わって三時間目、数学だ オレの得意科目だ チャイナの苦手科目でもある ・・・ というか、チャイナはすべての科目が苦手だけど あ、体育は別か だからチャイナはこの時間決まって、居眠りをする 今、よだれをたらして気持ち良さそうに、チャイナが眠っている 「う～ん・・・すこんぶ・・・・」 何の夢を見ているのか、寝言を言っている 体が動く 足が、動く なぜかオレはチャイナの動く足を見ている さっきの体育でみた、あの白い、足を 考えてみれば、オレはこんなにも女を見続けたことがあったっけ ・・・・・ああ、姉上がいた 姉上も病弱なために、真っ白い肌をしていた 少し、青白い感じもしたな・・・ 今は姉上はいない 一年ほど前に死んでしまったから 最期までオレは姉上に迷惑ばかりで、ひとつもいいことなんてしてやれなかった 最低の弟だ、とオレは姉上に謝った でも、姉上は 最高の弟だ、と そうだ、多分オレは、 チャイナと姉上を重ね合わせてしまったんだ 白い肌という共通点だけで？ いや、そうだ そうに違いない なぜか、焦っていた 気付いたら、自分に言い聞かせるかのように頭の中で ずっと同じことばかり考えていた ――――なぜなら、小さく芽生えたこの気持ちがなんなのかわからないから、 ごまかそうと 逃げたいと 心の奥深くで強がりな自分が叫んでいるから―――――― ・ PR |
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