ヲタク四人の集まり
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#3Z沖神小説12 |
CATEGORY : [長編3Z沖神小説~完結『白黒写真』] |
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3Z沖神小説第十二話です!
それではどうぞ!! 最近頭がボーっとすることが多い 気付いたら前に何かあったり、寝てたりしている 六時間目が終わって下校時刻になって靴箱に行く まだ頭がボーっとしている 上履きを脱いで靴をとろうとしたらちょうどチャイナが来た 「オウ、どーした?最近なんかおかしいアル」 「ああ、そーなんだよ なんか考え事ばっかしててねィ」 「何アル何アルゥ?!教えてアル!私も考えるヨ!」 「ああ、いいぜィ 実はオレさ・・・・・・・・・チャイナのこと好きなのかね? や、なんかさ、チャイナといると楽しいーっていうかなんというか・・・・・・どう思う?」 チャイナに向き直り、聞いてみた 「・・・・・・・」 (ん?返事がな・・・・・・って! オレ、チャイナにチャイナのこと好きかどうかなんて 聞いてるぅぅぅぅ?!) 頭が真っ白になった 以前チャイナは黙って俯いている どうしようかとにぎりしめた拳に汗をかく 「お前・・・・・」 チャイナが口を開く 「私のこと、そんなふうに思っていたアルカ・・・・・」 どきりとする 嫌われるのでは と 「私も、お前のこと、好きかも知れない・・・・アル」 え ええ!? ええええええ!?! チャイナは少し頬を赤らめながら言ったのだ 好き と 「ええと・・・・」 どうしていいかわからず、こんな言葉が出てきた 「やっぱりいいアル! ・・・私には色恋なんて似合わないアル」 今にも泣きそうな笑顔で 消え入りそうな声で チャイナはそれだけ言うと靴をとり、帰ろうとした 「待て」 「・・・・」 「自分で言っといてそれはねーだろィ」 チャイナは自分の靴を見ながら 「だって、お前が困ったような顔するから」 「そりゃ、オレだって、どうしていいかわかんねーから」 「私もわかんないネ」 しばらく沈黙が続く 「なんてーか、その・・・・」 頭をポリポリかいた 言えない 言いたいけど 言えない 恥ずかしくて顔が真っ赤になるのがわかった けど言った 「オレ達・・・・・・・・・、付き合う?」 その瞬間からオレにまとわりついた、重い鎖が 音をたてて崩れていくのがわかった 暑い、夏の日の事だった ・ PR |
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