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2024年05月19日  22時48分
3Z沖神小説12
CATEGORY : [長編3Z沖神小説~完結『白黒写真』]
3Z沖神小説第十二話です!
それではどうぞ!!







 最近頭がボーっとすることが多い




 気付いたら前に何かあったり、寝てたりしている




 六時間目が終わって下校時刻になって靴箱に行く




 まだ頭がボーっとしている  

 

上履きを脱いで靴をとろうとしたらちょうどチャイナが来た




   「オウ、どーした?最近なんかおかしいアル」 



  「ああ、そーなんだよ 
 

なんか考え事ばっかしててねィ」



 「何アル何アルゥ?!教えてアル!私も考えるヨ!」 



「ああ、いいぜィ  


実はオレさ・・・・・・・・・チャイナのこと好きなのかね?


 や、なんかさ、チャイナといると楽しいーっていうかなんというか・・・・・・どう思う?」




チャイナに向き直り、聞いてみた




 「・・・・・・・」 




  (ん?返事がな・・・・・・って!  


  オレ、チャイナにチャイナのこと好きかどうかなんて 聞いてるぅぅぅぅ?!)



                              頭が真っ白になった




  以前チャイナは黙って俯いている  




  どうしようかとにぎりしめた拳に汗をかく 



 
 「お前・・・・・」



 
チャイナが口を開く




 「私のこと、そんなふうに思っていたアルカ・・・・・」


       

                     どきりとする


 
  嫌われるのでは

            
  と




 
 「私も、お前のこと、好きかも知れない・・・・アル」




    え



   ええ!?




 ええええええ!?!


 

 チャイナは少し頬を赤らめながら言ったのだ

  
 

 好き 

 
 と


  
 「ええと・・・・」

 

 どうしていいかわからず、こんな言葉が出てきた

 

 「やっぱりいいアル!
 
 ・・・私には色恋なんて似合わないアル」

 

 今にも泣きそうな笑顔で



                    消え入りそうな声で



 
  チャイナはそれだけ言うと靴をとり、帰ろうとした

  


                       「待て」

  

  「・・・・」


 

 「自分で言っといてそれはねーだろィ」

 

 チャイナは自分の靴を見ながら
 

 
「だって、お前が困ったような顔するから」




 「そりゃ、オレだって、どうしていいかわかんねーから」



 「私もわかんないネ」


 

                    しばらく沈黙が続く


 

 「なんてーか、その・・・・」

 

 頭をポリポリかいた

 

 言えない
 

 言いたいけど

 


 言えない


 
 恥ずかしくて顔が真っ赤になるのがわかった
 

 けど言った



 

              「オレ達・・・・・・・・・、付き合う?」




 
 その瞬間からオレにまとわりついた、重い鎖が









                             音をたてて崩れていくのがわかった







                   暑い、夏の日の事だった












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2007年05月22日  23時44分
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