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2024年05月20日  00時24分
沖神小説7
CATEGORY : [長編沖神小説『The thought that is not conveyed』]

沖神小説 第七話です!!
それではどうぞ!!










その日の夜は比較的涼しかったため、夜は屯所の中庭で花火をすることになった。


「花火なんて久しぶりアルナー!前パピーと一回だけやったヨ。
私その時、はしゃぎすぎて花火振り回してたら火の粉がパピーの頭に降りかかって パピー火だるまネ!」


神楽が楽しそうにペラペラと喋る。


「ハハハ・・・そんなことがあったんですね!」


山崎と神楽が線香花火を囲みながら、談笑していた。




そんな2人の仲むつまじい様子を見ていた沖田は、なぜか胸の奥底にモヤモヤしたものが広がった。

 


 ・・・・・おい・・・なんだよ・・・・
 



沖田はまだ自分の素直な気持ちに気付いていなかった。





 自分が神楽と仲良く話す山崎に嫉妬しているということに




 自分がほんの少し神楽のことを気にかけているということに



沖田は気分が晴れなかったため、その日計画していた「クソ土方の花火に爆弾を仕掛ける」という土方爆破計画を取りやめにして、自室に戻ることにした。




2人はまだ楽しそうに話している。



 ・・・チッ   つまんねェ・・・。


・・・何でオレが変な気分にならねェといけねェんだ・・・・。



自室のベッドであおむけになり、天井を見つめていた。


ぼんやりとしていると、少し眠気がした。



ー・・・(気分悪ィし、もう寝まさァ。)


アイマスクを取り出して、付けようとした 

   ー・・・その時・・・・


『~・・・-~・・・・-』



隣の部屋から話し声が聞こえる。神楽の部屋からだ。


(あれはチャイナの声だな・・・?)


よく聞くと、男の声がする。

(・・・・!!や、山・・・崎・・・?)


沖田はさらに、耳をそば立てて聞いた。


「ジミー・・・・~・・・-・・・もらってくれるアルカ・・・?」

(え・・・?)


「・・・あぅっ・・・・・痛っ・・・」


「ごっ、ごめんなさいチャイナさん・・・。」


(え・・・え・・・え・・・え・・・????!)


・・・ズッコンバッコン ドタンドタドタ・・・

変な音がする・・・








沖田はガバッと跳ね起きて、顔が青ざめていった











 
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2007年08月22日  13時35分
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