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2024年05月19日  23時22分
沖神小説6
CATEGORY : [長編沖神小説『The thought that is not conveyed』]

沖神小説 第6話です!
それではどうぞ!!









__夕食・・・。



神楽が来たこともあって、食事は豪華だった。



「うっあぁぁぁぁぁ!!スゴイアル!!」

目を輝かせながら言った。


長テーブルには、刺身や寿司、その他豪華な和食がいっぱい並んでいた。

「よー・・・し それじゃ、チャイナ娘!ようこそ真選組!カンパーイ!!!」


近藤が言うと、一斉に、カン!カラン!とガラスのぶつかる音がした。



(・・・さぁ、どれからいくアル・・・。)


神楽がじっと考えていると・・・



ズバッ シャシャシャッ シュッ ズォォォォッ


ものスゴイスピードで、真選組の連中がおかずを取っていた。


「うぁ・・・やべー。」

神楽も負けじと参戦。


「うォォォラァァァア!!マーーーグロ・・「とりじゃあああああ!!!!」


『バキョッ』



神楽がマグロを手に入れようとしたときだった。


後ろから沖田に頭を押さえられ、テーブルに沈んだ。


「ったいアル!!!」

鼻血が出ている。


「プッ、ダッセーチャイナ。ここは戦場だぜィ?」

沖田に笑われて、神楽はムカついた。


「うっうるさいネ!さしみ将軍はアタイだよ!」


見栄を張ってはみたものの、毎日が戦場の真選組には立ち向かうことができなかった。




「あうう・・・」

食べられない不満がつのっていく。


「どうした、チャイナ?ぜんぜん食ってねーじゃねーかィ。食欲ねーのかィ?排卵日か?」

ガッ  神楽は沖田の頭をつかみ・・・



『ドンガラガッシャァァァン!!』

ベタな音がして、沖田は投げ飛ばされた。



「ってえ・・・何しやがんでィ。あれ?なんかデジャヴ?」


「・・・今のは総悟が悪い。え?デジャヴ?」


沖田と土方の困惑をよそに、神楽はどたどた音をたてて、廊下に出た。



「・・・結局ご飯一杯しか食べられなかったネ・・・。」

ぐきゅるるるる・・・腹が鳴っている。


「チャイナさん。お腹空いてるでしょ?」


山崎が刺身など、おかずとご飯を持ってきてくれた。


「ジミ~!!おまえサイコーアルナ!!!」

目がウルウルしている。


「僕も、いっつも、あんまり食べれなくって・・・ほんとすごいですよね。」

山崎が苦笑した。


「もふもふっ、おいひーアウ!」

神楽がおいしそうに食べる様子を、山崎は笑って見ていた。


———・・・・・・・・・




沖田は知るよしもなかった。



神楽がこれから、山崎と行動を共にするなんていうことを・・・









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2007年08月20日  18時59分
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