沖神小説2 第3話です!!
周辺には、結構家が建ち並んでいる。
外壁が高く、立派な門が構えている。
ここは、真選組屯所前・・・。
神楽の表情はむっつりとしている。
「ったく!なにが悲しくてこんな男くさい所にこないといけねえんだよ。死ねよ。死ねよ男共。」
あまりの不満に語尾に~アル!を付けるのを忘れている神楽。
「フフフッ。頑張ってね。」
お妙はニコニコしている。
「む~~・・・」
神楽は口を尖らせたままだ。
ピーーン・・・ポーーーン
お妙がインターホンを押した。
『ガシャッ・・・あれっ?アネゴとチャイナさん?!どうしたんですか?!』
出たのは山崎だった。
「神楽ちゃんを、ここでしばらく預かってもらう約束で来たんだけど~・・・、あ、そうだ、ゴリラさんに確認してきて。」
『えっ、ゴリ・・・。ま、いいや。分かりました。少し待ってて下さい!』
1分ほど経った。
『確認してきました。今、門開けますね。』
グゴゴゴゴゴゴ・・・・門が開いていった。
ガァン・・・完全に開いたところで、山崎が出てきた。
「どうぞ、入って下さい。」
お妙と神楽は2人で入った。
同時に門も閉じた。
2人は応接間に案内された。
応接間には、近藤、土方、各隊の隊長が揃っていた。
「うわー最低のメンツがそろってるネ。」
神楽が毒づいた。
「ウフフ。男共が私達をもてなしてくれるわ。」
お妙はニコニコしている。
「いや~!お妙さんの方から来て下さるとは!まいったな・・・///」
「勘違いするんじゃありません、ゴリラ。」
「・・・はい。」
そんな2人をよそに、土方が口を開いた。
「まぁ、オレ達は警察だからな。頼まれちゃ、文句は言えねェ。」
「え~、オレァ文句アリアリでさァ。なんでこんなチャイナ娘が・・・」
沖田がブツブツ言った。
「何ネ。どうせ仕事もしない奴にそんなこと言われたくないアル。」
「・・・・ちっ・・・。」
図星だ。
「まァ、男くせェとこだが、ゆっくりしていってくれ。」
こうして、神楽の真選組での生活が始まった。
神楽は沖田の隣の部屋を貸してもらうことになった。
「なんでこの私が、こんなキモイ ドS男の隣の部屋を使わなきゃいけないアル?変えろよ、マヨラ&ゴリラ」
神楽はイライラした様子で言った。
沖田も負けじと
「そうでさァ、オレの部屋まで酢昆布臭くなっちまいまさァ。どうにかしろよオイ土方!!!!」
「呼び捨てにすんなぁぁぁぁぁぁぁぁあああああ!!!!!!」
2人共不満タラタラだったが、空きの部屋がそこしかなかったのだから仕方がない。
神楽は腹立つ気持ちを抑えるため早々と風呂に入ることにした。
しかしここは男だらけの真選組屯所。
当然風呂は大浴場1つしかなかった。
「・・・オイマヨラ、こんなかわいいレディを男だらけの大浴場に入れさせるつもりカ?死ねヨ。」
神楽は腹立たしげに言った。
「・・・死ねはねーだろ・・・。心配するな。そんなことさせるつもりはねぇよ。この時間は風呂入るなって隊員に言っといたから、さっさと入って・・・」
・・・ドタドタドタ・・・やっほ~!!
土方が言い終わる前に神楽は上機嫌に、大浴場へとかけだしていった。
・・・土方はその時自分がした大きな失敗にまだ気付いていなかった。
_______その時大浴場には沖田総悟がいた______
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どうなんの!?続きが楽しみです!