忍者ブログ
[PR]
CATEGORY : []
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


2024年05月19日  23時22分
沖神小説3
CATEGORY : [長編沖神小説『The thought that is not conveyed』]

沖神小説2 第3話です!!










周辺には、結構家が建ち並んでいる。


外壁が高く、立派な門が構えている。


ここは、真選組屯所前・・・。


神楽の表情はむっつりとしている。


「ったく!なにが悲しくてこんな男くさい所にこないといけねえんだよ。死ねよ。死ねよ男共。」

あまりの不満に語尾に~アル!を付けるのを忘れている神楽。


「フフフッ。頑張ってね。」

お妙はニコニコしている。


「む~~・・・」

神楽は口を尖らせたままだ。



  ピーーン・・・ポーーーン


お妙がインターホンを押した。


『ガシャッ・・・あれっ?アネゴとチャイナさん?!どうしたんですか?!』
出たのは山崎だった。


「神楽ちゃんを、ここでしばらく預かってもらう約束で来たんだけど~・・・、あ、そうだ、ゴリラさんに確認してきて。」


『えっ、ゴリ・・・。ま、いいや。分かりました。少し待ってて下さい!』


1分ほど経った。


『確認してきました。今、門開けますね。』


グゴゴゴゴゴゴ・・・・門が開いていった。

ガァン・・・完全に開いたところで、山崎が出てきた。


「どうぞ、入って下さい。」


お妙と神楽は2人で入った。

同時に門も閉じた。




2人は応接間に案内された。


応接間には、近藤、土方、各隊の隊長が揃っていた。


「うわー最低のメンツがそろってるネ。」

神楽が毒づいた。


「ウフフ。男共が私達をもてなしてくれるわ。」

お妙はニコニコしている。


「いや~!お妙さんの方から来て下さるとは!まいったな・・・///」

「勘違いするんじゃありません、ゴリラ。」

「・・・はい。」


そんな2人をよそに、土方が口を開いた。


「まぁ、オレ達は警察だからな。頼まれちゃ、文句は言えねェ。」


「え~、オレァ文句アリアリでさァ。なんでこんなチャイナ娘が・・・」


沖田がブツブツ言った。


「何ネ。どうせ仕事もしない奴にそんなこと言われたくないアル。」

「・・・・ちっ・・・。」
図星だ。


「まァ、男くせェとこだが、ゆっくりしていってくれ。」


こうして、神楽の真選組での生活が始まった。




神楽は沖田の隣の部屋を貸してもらうことになった。


「なんでこの私が、こんなキモイ ドS男の隣の部屋を使わなきゃいけないアル?変えろよ、マヨラ&ゴリラ」


神楽はイライラした様子で言った。

沖田も負けじと


「そうでさァ、オレの部屋まで酢昆布臭くなっちまいまさァ。どうにかしろよオイ土方!!!!」


「呼び捨てにすんなぁぁぁぁぁぁぁぁあああああ!!!!!!」



2人共不満タラタラだったが、空きの部屋がそこしかなかったのだから仕方がない。



神楽は腹立つ気持ちを抑えるため早々と風呂に入ることにした。


しかしここは男だらけの真選組屯所。


当然風呂は大浴場1つしかなかった。

「・・・オイマヨラ、こんなかわいいレディを男だらけの大浴場に入れさせるつもりカ?死ねヨ。」

神楽は腹立たしげに言った。


「・・・死ねはねーだろ・・・。心配するな。そんなことさせるつもりはねぇよ。この時間は風呂入るなって隊員に言っといたから、さっさと入って・・・」


・・・ドタドタドタ・・・やっほ~!!


土方が言い終わる前に神楽は上機嫌に、大浴場へとかけだしていった。


 ・・・土方はその時自分がした大きな失敗にまだ気付いていなかった。








_______その時大浴場には沖田総悟がいた______













PR
2007年08月11日  21時03分
コメント[ 1 ]  トラックバック [ ]
<<どおおおしよっかなああ | HOME |銀チャン2>>
COMMENT
えええええええええええ!?
どうなんの!?続きが楽しみです!
【2007/08/2518:43】||YUI#9361f41890[ EDIT ]
Re:!
コメントありがとうございます

近日第9話も執筆しますので、お楽しみに!

だんだん沖田君がかわいそうな子になってきます(笑
【2007/08/2708:11】
COMMENT WRITE















TRACKBACK
トラックバックURL

<<どおおおしよっかなああ| HOME |銀チャン2>>
忍者ブログ[PR]