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2024年05月20日  01時44分
沖神小説13
CATEGORY : [長編沖神小説『The thought that is not conveyed』]


沖神小説第十三話です!

季節外れですがそこは目をつぶってください・・・。

それではどうぞ!






屯所内に入った。



辺りが静まりかえっている。

(な、なんでィ・・・?みんないねーのか?)


沖田はとても心細い気持ちにかられていた。

「おーい、おめーらどこに隠れてんだァー?出てこォーイ。」

少し大きな声で言った。



しかしその声は夜の闇へ虚しく消えていった。

「・・・ハァ?」


だんだん、この世界には自分しかいないのか、と思ってしまう。

(やばい、やばいって・・・オイ・・・だれか・・・。)


心臓がバクバクなっている。

バクバクバクバク・・・


 

 ポンポン




肩を叩かれて、思い切りビビって、・・・振り返ると・・・


「何でィ・・・チャイナか・・・」


ハアッとため息をついた。

肩を叩いたのは神楽だった。


「びっくりしたダロ!!?」

ニヤニヤ笑っている。


「してねーよ。」

「してたくせにぃ~」

「してねえって・・・」

「まァ、いいアル。それより、こっち来て!」


ぐいっと手を引っ張られて、走り出した。

廊下を猛スピードで走る。


「オイ!どこ行くんだよ?!ってか近藤さん達は?!」

「いいからついてくるネ!」



屯所の大広間前まで来た。中は暗い。

「オイ・・・何なんだよ こんなことして・・・」

と言うと神楽はバン!と勢いよくふすまを開けた。


「-----!!!」



 『パンパンパンッ!!!』




その瞬間に明かりがつき、クラッカーの音がした。

「総悟!!誕生日おめでとーっっ!!!」

近藤が大きな声で言った。

パチパチと拍手が聞こえる。


「・・・そうか、オレァ、今日誕生日だったのか・・・。」

きょとんとしながら言う。


「忘れてたアルカーッ!?」




アハハハ・・・と笑い声が響き渡った。











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2007年09月24日  14時45分
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