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2024年05月20日  01時26分
沖神小説1
CATEGORY : [長編沖神小説『The thought that is not conveyed』]
沖神小説 第1話です

今回も長編です!!

mimiとまっつんの合作です!!!

それではどうぞ!









ポタッ ポタタッ・・・・ポタッ・・・・


フローリングの床に液体が滴る。


ポタ・・・・ポタ・・・・・


別の所でも。



________今年の夏は暑い___________



ここ江戸でも猛暑が続いた。


かくして万事屋は、・・・・ひどい『金欠』であった。


まるで、飢饉にでもあったのかと疑うような、それはもう凄まじいものだった。


もちろん、エアコンなんてつけれない。電気、水道、ガスは止められている。


万事屋は、2階にあるということもあって、日がよく当たる。対してスナックお登勢は全く日が当たらず、夏場は好都合であった。


万事屋3人組は、暑さのためにミイラのようになっていた。


銀時、神楽はソファーでうなだれ、新八は床のひんやりした所を見つけては、はいつくばっている。定春は机の下に潜り込んでいる。


そのまま沈黙が続く・・・・。


・・・それを最初にやぶったのは新八だった。



「・・・・銀さ~~・・・ん・・・」


次に銀時



「あ~~?」


「僕たちこのままじゃ死んじゃいますって・・・。」


「・・・あぁ・・・」



「どうするんですか?」


と新八が不安げな表情で問う。



「・・・新八、こうなったらオレもモバイトドットコムするぜ。」


「・・・え・・・」


新八は言葉に詰まった。


「一日で6個のバイト掛け持ちするぞ。」


「・・・はっ?そっ、そそ、そんなんムリ、「ムリじゃねぇ!漢ならな!」

という意味の分からない名言によって、新八のセリフはかき消された。


すると神楽が


「銀ちゃんっ!私ならモバイトモバイト13個は掛け持ちできるアルヨ!!」

自信たっぷりな表情で言った。


しかし銀時は、

「・・・いや、神楽、オマエは・・・働かなくてもいい。」

と言うのだ。


「・・・へっ?じっ、じゃあ私どーするネ!?」

神楽は不安そうな顔をする。






「オマエはしばらく、あるところに預けておく」


「あっ、あるところ!?どっ、どこアル!?」


「まぁまぁ、行ってみるこった。荷物まとめとけよ。」


神楽はまだ、よく分からない顔をしている。


が、素直に荷物をまとめはじめ、銀時からもらった地図を持って万事屋を出た。










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2007年08月09日  17時27分
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