沖神小説 第1話です
今回も長編です!!
mimiとまっつんの合作です!!!
それではどうぞ!
ポタッ ポタタッ・・・・ポタッ・・・・
フローリングの床に液体が滴る。
ポタ・・・・ポタ・・・・・
別の所でも。
________今年の夏は暑い___________
ここ江戸でも猛暑が続いた。
かくして万事屋は、・・・・ひどい『金欠』であった。
まるで、飢饉にでもあったのかと疑うような、それはもう凄まじいものだった。
もちろん、エアコンなんてつけれない。電気、水道、ガスは止められている。
万事屋は、2階にあるということもあって、日がよく当たる。対してスナックお登勢は全く日が当たらず、夏場は好都合であった。
万事屋3人組は、暑さのためにミイラのようになっていた。
銀時、神楽はソファーでうなだれ、新八は床のひんやりした所を見つけては、はいつくばっている。定春は机の下に潜り込んでいる。
そのまま沈黙が続く・・・・。
・・・それを最初にやぶったのは新八だった。
「・・・・銀さ~~・・・ん・・・」
次に銀時
「あ~~?」
「僕たちこのままじゃ死んじゃいますって・・・。」
「・・・あぁ・・・」
「どうするんですか?」
と新八が不安げな表情で問う。
「・・・新八、こうなったらオレもモバイトドットコムするぜ。」
「・・・え・・・」
新八は言葉に詰まった。
「一日で6個のバイト掛け持ちするぞ。」
「・・・はっ?そっ、そそ、そんなんムリ、「ムリじゃねぇ!漢ならな!」
という意味の分からない名言によって、新八のセリフはかき消された。
すると神楽が
「銀ちゃんっ!私ならモバイトモバイト13個は掛け持ちできるアルヨ!!」
自信たっぷりな表情で言った。
しかし銀時は、
「・・・いや、神楽、オマエは・・・働かなくてもいい。」
と言うのだ。
「・・・へっ?じっ、じゃあ私どーするネ!?」
神楽は不安そうな顔をする。
「オマエはしばらく、あるところに預けておく」
「あっ、あるところ!?どっ、どこアル!?」
「まぁまぁ、行ってみるこった。荷物まとめとけよ。」
神楽はまだ、よく分からない顔をしている。
が、素直に荷物をまとめはじめ、銀時からもらった地図を持って万事屋を出た。
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